立川で廃車買取を希望する方の中には、車内部品の引き取りを求める方もいるかもしれません。しかし、廃棄予定の車から部品を持ち出すことは法律違反となってしまいます。この記事では、廃車から部品を持ち去る行為の違法性や、違法とならない部品について解説します。
自動車を廃車にする際には、部品を取り出したいと考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、廃車する予定の車(使用済み自動車と呼ぶ)から部品を取り外す行為は法律上「解体行為」とされています。そして、都道府県から認可を受けた業者以外が行う解体行為は違法なのです。解体業者が適法なやり方で部品取りをし、まだ状態が良いものは中古部品市場へ流通させます。
廃車予定の車両における部品に関わる法律は、以下の2つです。
以下では、それぞれの法律で違法になる理由と罰則について解説します。
自動車リサイクル法は、解体予定の自動車から出る資源をリサイクルし、有効活用するための法律です。自動車のリサイクルに関し、事業者や所有者の果たすべき役割について取りまとめられています。同法ではリサイクル業者に厳格な規制を設けており、解体許可がない人が廃車部品を勝手に取ってしまうことを禁じています。
もし解体許可がない人が勝手に部品取りをした場合、自動車リサイクル法により「1年以下の懲役」もしくは「50万円以下の罰金」が科せられる可能性があります。
廃棄物処理法とは、廃棄物の適正な分別や保管、処分などを目的として制定された法律です。廃車予定の自動車は、解体業者に引き渡された時点で廃棄物とされます。
解体業者は、廃棄物処理法の規定にのっとった業務をしなければなりません。
もし廃車予定の自動車の部品を勝手に取ると、廃棄物処理法では「5年以下の懲役」もしくは「1,000万円の罰金」を科せられる可能性があります。取り外した部品に金銭的価値があるか否かは問題ではなく、取り外した行為自体が処罰対象となります。
使用済み自動車から部品取りをするのは原則として違法ですが、中には廃車引き取りをしてもらう前に取り外ししても問題のない部品もあります。以下で具体的に見ていきましょう。
いわゆる「オプションパーツ」は、取り外しても問題ありません。ここから詳しく解説していきます。
カーナビや音楽・映像関係のパーツは、解体が伴わないため個人でも外して大丈夫です。取り外し後の扱いについても、法律上の規定は特にありません。
ETC関連機器についても、取り外して問題ありません。ETC車載器は、自動車の走行に直接関係ないためです。
防犯性能を高めるためにオプションとして付けたものも、取り外して問題ありません。例えば警報装置や防犯灯、社内に設置する防犯ガラスなどが挙げられます。
サンバイザーやカーテンなど、日よけに関するグッズも車の走行に直接関わらないため取り外しても問題ありません。
ここまで紹介した部品以外にも、純正品でなく後付けして設置したアイテムは基本的に取り外して問題ありません。ただし、元々純正品だったものをカスタムしている場合、取り外した後は元の純正品に戻しておく必要があります。例えば、ハンドルを新たな部品に変えていた場合、取り外したら元の純正ハンドルを付けておきましょう。
そのほか廃車手続きに関することは、事故車・廃車買取の専門会社である廃車 事故車の買取王 八王子店へお気軽にご相談ください。
廃車予定の車は「使用済み自動車」とされ、内部から部品を取り外すことは原則として法律違反となります。自分で部品を取り外すことはせず、専門業者に任せましょう。ただし、カーオーディオやETC関連など、純正ではなくオプションとしてつけたものに関しては、基本的に取り外しても問題ありません。
廃車に関しては、一般の方が勝手に進めると法律違反になる可能性があります。廃車、事故車の買取をお考えの場合は、廃車 事故車の買取王 八王子店へまずご相談ください。お客様からのご相談・お問い合わせをお待ちしています。